ゲームプログラマの憂鬱

ゲーム開発を中心とした雑記

ゲーム業界の理想と現実

僕は昔からゲームが大好きで、赤ちゃんの頃の写真ですらファミコンのコントローラーを握っていました。

 

ゲーム作るお仕事に就きたいと考えるのは自然な流れで、紆余曲折あったりもして29歳でゲーム企業へ就職することができました。

 

憧れのゲームプログラマになったわけで、毎日が楽しいと思いきや、当然のことながら仕事でお給料を貰う身であれば温度差を感じる場面が多々出てきます。

 

まず一つ目、理想のゲームを作ることができない。

当たり前の話で、まず初めにどういうゲームを作るかを決めるのはプロデューサーで、ディレクターが指揮を執りプランナーと世界観と細かいゲーム内容を決め、デザイナーがキャラクターや背景、エフェクトやアニメーションを作ります。

 

そしてプログラマはプランナーの仕様通りにゲームを作ります。

 

ただし、上記の例は中規模以上の開発メンバーに限っての話で、小規模の開発では役割の境界線が曖昧だったり風通しが良かったり等の理由から、プログラマの発言がそのまま企画として採用されたりします。

 

とはいえ、当然プロットが決められた段階なので、その世界観に合致した企画を提案する必要があり、「ぼくのつくったゲーム」ではないです。

 

 

二つ目、作業はめっちゃ地味。

ゲーム業界って華やかでクリエイティブだよねって思うかもしれません。

イメージはそうですが、やってる事は相当地味で、クリエイティブを感じた事はほとんどないです。

おそらく職種によりますが、プログラマは特に感じづらいと思います。

 

これも中規模以上の開発メンバーが居る場合の話ですが、自分に任せられる作業内容はごく小さいものになります。

 

「とあるゲームの樽は全部自分が作りました」という内容に対して、「凄いかどうか分かんねえなw」みたいなのをTwitter等で目にしたことがあります。

 

樽全部は凄い方?だと思いますが、開発メンバーが多ければ多いほど、仕事量は分散されるため、「もっと大部分を作りたい…」というジレンマが出てきたりします。

 

プログラマでいうと、役割としてクライアントとサーバに大別されます。

簡単に言うとクライアントはゲーム内容を作り、サーバはデータベースへのゲームデータの読み書きだったりを作ります。

 

クライアントとサーバから更に仕事量は分散されるため、少し凝ったゲームタイトルを何日も掛けて作ったり、派手なエフェクトを用意したメニュー画面を作ったりします。

 

「キャラクター同士が戦ってるところを作りたい…」といったようにインゲームを作りたいのに作れないというジレンマが生まれたりします。

(直接ゲームに関わらない箇所をアウトゲームといいます)

 

三つ目、普通にサラリーマン

当たり前だろって言われそうですが(笑)

ただ、どこかで「ゲーム業界に入れば風通しが良くて自分の意見バンバン言って、打ち合わせでろくろを回して超カッコいい感じで超カッコいいゲーム作れる」みたいな謎のイメージがあると思います。

 

見下したようなムカつく上司と一緒に仕事しなきゃいけないですし、理不尽に怒られたりします。

うぜえと思っていても決して言えません。

当たり前ですが。

 

すべてのゲーム会社ではないですが、一般的には服装自由で頭髪も好きな色に染めてOK、アクセサリーとかジャラジャラしててもOK、音楽聴きながら仕事してOKなど、確かに自由な業界ではあります。

おまけに遅刻はデフォです。

(IT系から転職したので、最初この風習にはビックリしました)

 

がしかし…上下関係とかの面倒な人間関係は存在するのです。

 

新卒で入社して辞めてしまう人は一定数居ます。

そういう人を見ると大抵三つ目の理由ですね。

 

 

つらつらと書いてみましたが、ある程度自分の意見を取り入れて貰え、任せられる仕事量も多くやりがいを感じるのは小規模の開発(ゲーム会社)で、給料は良いけど上記のようなデメリットを感じやすい中規模以上の開発という選択になるかなと思います。

 

ただし、小規模の開発はブラック企業が多い…というかブラックしかないと思いますw